開業融資が受けられる事業計画書とは?

美容室の開業融資を受ける場合、必ず必要になるのが事業計画書です。

お金を貸す金融機関からすると、これまでの経営の実績もなく、保証金もなく、担保も無くお金を貸す事になるわけです。

何に対してお金を貸すのかといえば、これから開業しようとする美容室が経営として上手く行くのか?

その判断をするのが「事業計画書」になります。

開業融資を受けられるかどうかの判断が分かれる重要な資料。

どんな事業計画書なら開業融資が受けられるのかを見てみましょう。


1) 事業計画書の目的

事業計画書を作る目的は、ただ1つ。相手を説得するためです。お金を借りるために作る書類なので、どれだけ素晴らしいビジョン、想いがあっても、それだけでは良い事業計画書にはなりません。お金を貸したくなるような説得力のある内容にする必要があります。

 

2)説得力のある事業計画書とは?

事業計画書に書かれるのはすべて未来のこと。その未来の予測に説得力を持たせるためには、これまでの自分のキャリア・経験が大きく影響します。どんな規模の美容室でどんな仕事をしてきたのか。担当するお客様の数、お客が引き継げるのかどうかなど。そして、どんな立地で、どれくらいの規模(セット面とシャンプー台の数)なのか、駐車場の台数、集客の具体的な計画まで、予測の根拠となる事実がどれだけ積み上げられるのかが重要になります。

 

3)こんな事業計画書には気をつけよう。

美容業界の専門用語がたくさん使われ、商圏分析やいろいろなグラフが活用されていて、一見すると立派な事業計画書。でも、これを作ったのは開業予定の本人ではなく、開業サポートで手伝ってくれた業者さん。こんな事業計画書の場合、書かれてある内容をしっかりと把握しておかないと、借入面談の際に、いろいろと突っ込まれて困ってしまいます。事業計画書の見た目のキレイさではなく、自分自身の言葉で、しっかりと説得できる内容であることが重要です。

 


日本政策金融公庫のホームページを見ると、提出する事業計画書をダウンロードすることができます。

日本政策金融公庫の借り入れ申し込み書などのダウンロードはこちらからできます。

実際に見てみると、どんな準備をすれば良いのかが良く分ります。

まずは難しいこと考えずに、リラックスしてやりたい事を描いてみて下さい。

その後に、説得力のある根拠を骨付けしていくと、より融資の採択率の上がる事業計画書が作成できます。