美容室開業 600万円の融資を獲得!

【開業情報】

開業月:2016年12月
融資申請月:2016年8月
業種:美容室
地域:一宮市
規模:セット面3台 シャンプー台2台
店舗家賃:18万円
開業時のスタッフ数:1名 オーナースタイリスト
自己資金:80万円

【融資結果】

融資額申請額:600万円
融資獲得額:600万円(満額)

【本件の特徴】

居抜き物件としての出店。前の美容室さんが規模拡大のために他の店舗に移転するため、店舗の売却を予定していたところ、居抜き物件の情報が入り、出店が決まりました。
居抜き物件で問題となるのは、前のオーナーがダメだった物件で、他の人がやったらうまく行くケースはほとんどありません。経営者の力ではどうにもならない問題がある場合がほとんど。今回は、前のオーナーの退店理由が規模拡大であることから、出店立地としてはとても良い状態でした。また、内装工事ついても、大きな改良はせずに、必要最低限の内装工事にとどめ、美容機材については、どうしても導入したい個室エリアで使用するシャンプー台以外は、既存の設備を使用します。前のオーナーの退店理由と、内装工事、美容機材が大幅にコストダウン出来ることが融資に対して高いポイントとなりました。

【コメント(まとめ)】

なるべく大きな金額の借入はしたくない。これが依頼者からの要望でした。ただし、創業の時しか大きな金額の借入をすることは難しいことをお伝えしました。創業融資は、とても変わった制度です。美容室経営を数年した後、お店をもう1店舗出したいからといって、創業のときと同じように融資が受けられるかち言えば、答えはNOです。創業後の経営状況にもよりますが、ほとんどの場合は、当初に借りた金額から、実際に返済した金額までなら融資できますよ、とか、返済した金額に若干上乗せした程度しか借りられないのが現実です。創業した後の方が融資に対しては審査が厳しくなります。創業融資というのはとても優遇された制度です。内装工事、美容機材にこれくらに対する設備投資を最小限に押さえるのは成長する美容室を作る重要な要素になりますが、それとともに、設備資金だけではなく、運転資金にも余裕を持たせた創業融資を受けることが大切です。

【実際の事業計画書】

%e6%88%90%e5%8a%9f%e4%ba%8b%e4%be%8b%ef%bc%94