美容室開業 1,500万円の融資を獲得!

【開業情報】

開業月:2016年10月
融資申請月:2016年7月
業種:美容室
地域:名古屋市緑区
規模:セット面4台 シャンプー台2台
店舗家賃:25万円
開業時のスタッフ数:2名 オーナースタイリスト スタイリスト 1名
自己資金:110万円

【融資結果】

融資額申請額:1,500万円
融資獲得額:1,500万円(満額)

【本件の特徴】

開業の段階から一緒に働く予定の方を当初は面貸で働いてもらう予定でした。開業の時から知っている人に働いてもらうケースは比較的多くあります。ただし、ほとんどの場合は給与の金額が高く設定されることが多いです。この人だったら技術もあるし、信頼もできる。だから、自分の店で働いてもらう以上は、少なくとも今のお店よりは給与を上げなくてはいけない。そんな事情もあったりします。当初の計画では、一緒に働く方の給与設定が高額でしたので、その人件費では経営が厳しくなること。面貸で契約をすると、その方以外の採用で問題が発生しやすくなること、面貸としての契約し続けるには、今の想定している働きかがでは無理があること、などをお話させて頂き、面貸ではなく、雇用契約で、人件費も当初は低めの設定で、状況が良くなればボーナスで調整することを了承してもらうなど、生存対策の提案をしっかりと受け止めて頂けました。人件費コストが開業当初は低い金額であることが創業融資ではプラス評価を受けた原因にもなっています。

【コメント(まとめ)】

面貸でスタッフを採用したいという要望は多く受けます。大手のサロンさんが面貸契約でスタッフと契約し、比較的に高い人件費で募集し、採用が上手く行っているように見えるのが原因かと思います。ただ、現実的には、面貸で一度契約をしてしまうと、次の採用の方の雇用契約はどうするのか、その人とのバランスはどうなるのか、その他、労働法や税法の判断も変わってくるため、問題が大きくなるケースが実は多いです。今回はオープン時の採用以降も、順次スタイリスト、アシスタントの採用を予定していましたので、当初から面貸ではなく、雇用契約で雇用することになりました。結果として、人件費コストも下がったことが、より安全な美容室経営のスタートになった大きな要因になっています。

【実際の事業計画書】

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