美容室開業のやってはいけない

 

失敗事例【4】 オープン告知に間に合わない

 

ホットペッパービューティーの掲載が、オープンに間に合わない!

美容室の開業準備の中で、実は後回しにされているものがあります。

それが告知です。

前のお店のお客様への連絡はほとんどの方が何かしらの対応はされているのですが、新しくお店をオープンするにあたっての告知の準備が後回しになってしまう。

そんなケースが多いです。

その理由としては、『何をしたら良いのか分らない』から。

勤務していた時は、ホットペッパービューティーや地域情報誌などの営業担当とやり取りはしたことがあっても、広告手続きの依頼自体はしたことがない。

どんな媒体を使えば良いのかのイメージは出来ても、具体的に、どんな時期に、どんな内容の広告を出したら良いのかを知る機会が少ないからです。

それだけではなく、現実的な問題として、例えばホットペッーパービューティーにオープンの段階から掲載しようとすると、1ヶ月半前後までには原稿を提出する必要があります。

オープン前の時期に、まず掲載するのに必要な写真データがない、商品、価格、メニュー構成が決まっていない、などなど掲載準備が間に合わせることができないという事情もあります。

どんな対応していれば良かったのか?

開業当初から経営が上手く行く人と、軌道に乗るまで時間が掛かり人の違いは、お店をオープンするまでの準備の内容にあります。

軌道に乗るまで時間がかかる人のタイプは、どちらかというと「開業してから頑張ろう」。でも、開業当初からスタートダッシュできる人は「オープンするまでにすべての準備を完了させる」タイプの人です。

美容業に限らず、成長しているチェーン化しているお店は、すべてこの考え方。オープンまでにすべての準備を終らせて、オープンしたら予定通りの計画を進め、すぐに次の店舗の事を考える。

はじめての開業で、何がすべての準備なのかを知ることが難しいですが、少なくとも、集客という点に関して言えば、オープン告知が、オープン日までに間に合わないのは致命的です。

予め、掲載依頼の期限を確認するとともに、お店の写真は撮れなくても、店舗のイメージ写真で代用するなど、営業担当の方としっかりと相談しながら進めれば解決することができます。

具体的な対応

オープン日にはホットペッパービューティーの掲載は間に合いませんでした。

対応策としては、無料掲載サイトのエキテンや、美容系のSNSのサイトに登録。

手配りポスティング用のオープンチラシを作り、オープンの2週間程度前からオープンの事前告知をポスティング、手配りポスティングを実施しました。

最も効果的な対応として、お店の建築中の前面に、大きく○月○日○時に美容室△△△オープン! と記載し、新規割引チケットを持っていくことができるようにしました。
事前告知という考え方はとても大切です。

お客様はあなたのことを知りません。知らないという前提で知ってもらうにはどうしたら良いのか?をしっかりと考えることが必要です。