面倒なのは最初だけ!インターネットで簡単確定申告のススメ

毎年、確定申告の期限ぎりぎりになって、慌てて税務署に申告に行くという方も多いのではないでしょうか?

確定申告の時期、朝から税務署は大混雑しているので、申告書を提出して納税を済ませるまでたいへんな時間がかかってしまいます。

しかし、電子申告ならそんな苦労とは無縁です。

電子証明書の取得

国税庁が運営している電子納税システムe-Taxを利用するには、まず最初に電子証明書を取得する必要があります。

電子証明書は、本人が申告しているかどうかをチェックするために必要です。

電子証明書を取得する手段はいろいろな方法がありますが、個人の場合はマイナンバーカードを活用した公的個人認証サービスを利用するとよいでしょう。

区役所や市役所などでマイナンバーカードを発行してもらうと、カードの中にICチップが埋め込んであり、そこに電子証明書が記載されています。

ちなみに、マイナンバーカードをパソコンに読み取らせるためには、約3,000円程度で入手できるICカードリーダライターという機器が別途必要になります。

インターネットで確定申告をするには、欠かすことができない機器なので、家電量販店などで購入しておきましょう。

利用者識別番号の入手とソフトウェアのダウンロード

電子証明書を取得したら、次は税務署に「電子申告等開始届出書」という書類を提出します。

「これから私は電子申告によって確定申告を行いますよ」ということを税務署に通知することが目的です。

税務署にこの書類を提出すると、「利用者識別番号」という番号をもらえます。

この番号は後の手続きで必要になりますので、失くさないようにしておきましょう。

電子申告等開始届出書は税務署に直接提出する方法のほかに、インターネットで提出することも可能です。
次に確定申告書を作成するためのソフトウェアをパソコンにダウンロードします。

このソフトウェアは「e-Taxソフト」という名称で、国税庁のホームページから無料でダウンロードできます。

最初にe-Taxソフトを起ち上げたときにだけ初期登録を行いますが、このときに税務署からもらった利用者識別番号を入力します。

申告書の作成と納税

ソフトウェアをインストールしてしまえば、後はe-Taxのガイドに従いながら、確定申告を作成するだけです。

今まで、確定申告を手書きで作成した経験がある人なら、それと全く同じようなことをパソコン上で行うだけなので、すぐに慣れることができるでしょう。
確定申告が完成したら、インターネットを通じて提出するので、わざわざプリントアウトしたり、書類を提出するために税務署に行く必要もありません。
税金の納付についても、インターネットバンキング等で簡単に行うことができます。

e-Taxにインターネットバンキングに対応している銀行口座を登録しておけば、あっという間に支払いが完了します。
いかがでしょうか?一度、電子申告できる体制を作ってしまえば、それ以降はほとんど手間がかからないので、今年こそ電子申告に挑戦してみてはいかがでしょうか?