会計事務所ってどんな所？税金関係ではどんな相談をしてくれる？

会計事務所ってどんな所？税金関係ではどんな相談をしてくれる？

税理士や公認会計士などがいて、企業の税務や会計に関する相談やアドバイスなどを行っているのが会計事務所です。

会計事務所の扱う仕事には、財務諸表の作成から経営指導など多くのものがあります。

ここでは、会計事務所が行っている主な税務相談の内容について紹介します。

確定申告書の作成や納税に関する相談

会計事務所に依頼される税務相談で多いのが、確定申告や決算書の作成といった納税手続きに関する相談です。
税金を納めるための申告では、個人事業主であれば確定申告書、法人であれば法人税申告書や消費税申告書といった書類の作成が必要になってきます。

こうした書類を正確に作るのは個人ではなかなか難しく、税理士や公認会計士といった専門知識を持った人たちのアドバイスが重要な役目を果たすわけです。
また、専門家であれば帳簿内容の間違いや漏れなどをチェックして、納税時のミスが起こらないようにすることもできます。

そのため、申告書を確実に作成するために、記帳代行や年末調整事務などのサービスも併せて行っていることがあります。
中には、書類の作成だけでなく提出まで一連の作業をしてくれる会計事務所もあるので、経営者としての手間や時間を大幅に省くことが可能になるのです。

会社設立時の税金の免除方法など起業に関する相談

税務相談でよくある内容としては、会社設立に関するものもあります。
会社設立時には、資金調達や登記など様々な手続きが必要です。この時、登記については司法書士などの専門家と連携することで、起業をトータルでサポートしている会計事務所もあります。
また、資本金が1000万円以下の会社であれば設立から2年間は消費税が免除されるなど、小規模事業者には税制面での優遇策が用意されています。起業時の経費の仕訳方法などをアドバイスしてもらうことで、場合によっては節税も可能となるのです。
個人事業主としてビジネスを始めた人に対しては、法人成りのタイミングに関する相談なども受け付けています。

個人事業を法人化すれば、所得の分散などによってやはり節税が可能になってきます。

例えば、配偶者に給与を支払うことで、トータルでの法人税などの税額を引き下げることができるわけです。

節税対策や帳簿のチェックなど経理全般に関する相談

中には、会計事務所と契約して顧問税理士に毎月に会社に来てもらい、税務相談をするというケースもあります。
節税方法には多くの種類があり、一年を通じて様々な時期に税金対策を行うことができます。

例えば、決算前であれば、不要な固定資産を売却したり棚卸資産の評価損を計上し直すことで、結果的に所得税や法人税などを節税できる場合があるのです。
顧問税理士として定期的に訪問してもらえば、残高試算表や総勘定元帳の内容を精査して、これらの帳簿類が正確に書かれているかどうかをチェックしてもらえます。

また、経費として計上できるものがあれば、それについてのアドバイスを受けられるなど、経営の合理化や健全化にも貢献できるわけです。
年間を通じて会計事務所と契約を交わせば、伝票の整理や帳簿類の記帳といった、経理全般の業務を代行してくれる場合もあります。