キャリアドック制度のご紹介

最近の助成金は、正社員の方が利用するものと、正社員以外の方が利用するものでわかれています。

今回は、正社員の方が利用できる助成金のご案内です。

「人材開発支援助成金」「キャリアドッグ制度」というものです。

キャリアドックとは?

「キャリアドッグ」という言葉は、聞きなじみがないと思いますが、最近でてきた言葉で「キャリア」を見直す、定期健診、みたいな感じです。

「人間ドッグ」のキャリア版(仕事版)と考えて頂ければいいと思います。

その「キャリアドッグ制度を定期的にする」という制度(就業規則に入れる)を作り、実際に対象者が出てキャリアドッグを実施した場合に、助成金が申請できる、というものです。

申請金額は、47.5万円(生産性要件という一定の条件を満たす場合は、60万円)です。

1回のみの申請です。

「キャリアドッグ」って何するんですか?と、よく聞かれますが、従業員さんと「キャリアコンサルタント」という方が1時間程度の面談をすることです。
ちなみに「キャリアコンサルタント」は、国家資格でキャリアについての相談に乗る専門の方です。

以前提案したサロンさんでは、このキャリアドッグ制度の面談で、密かに退職を考えていたスタッフの方が、もう一度やる気になって、踏みとどまってくれた、ということもあります。

「この助成金って、なんでできたんですかはてなマーク」という素朴な疑問をオーナー様から頂くことが多くあります。

どうしてできたか?この助成金の意図はといいますと・・・
時代が長期安定型の時代ではなくなり、これからは「キャリアについて、労働者自身も考え、キャリアアップに繋げていく必要がある」と国は考えています。個人個人がレベルアップして、そして会社も利益が上がるように生産性を高め、発展していく必要がある、と。

その為に、スタッフの方に、キャリアについて考えて頂く機会のためのもの、という位置づけです。