美容室の創業融資2000万円が決定しました。
今回は、日本政策金融公庫1000万円、民間銀行1000万円での融資申請のサポートをさせていただきました。決定までに要した時間は、日本政策金融公庫は面談から2日、民間銀行は保証協会からの決定通知は40日でした。
2000万円も必要なのか?
2000万円の融資はかなり大きな借入となります。
令和5年までは、美容室の創業融資では多くても1500万円が上限でご支援させていただくことが多かったのですが、令和6年に入ってからは1500万円以上の融資の案件が続いています。
この傾向の原因は、内装工事にかかる工事原価が上がっていることが一番の要因です。
セット面やシャンプー台の価格はそれほど変わっていませんが、内装工事の原価は、建材費用の高騰と人件費の増加で、値上がりの影響が大きくなっています。
いろいろな施工業者さんがいるので一概には言えませんが、10年ほど前までは、1坪あたり50万円が高めと言われてたものが、1坪60万円が高めと言われるようになっています。20坪の美容室であれば、平均して1000万円程度の内装工事の費用が掛かることが多いです。
余分にお金を借りる必要はありませんが、創業融資のタイミングでしか、これだけ大きな金額のお金を借りることは難しいです。
今回の融資で問題となったこと
融資額が大きいという点で民間銀行との協調融資を利用しました。
民間銀行で融資を受ける場合の注意点は、設備資金であれば「多めの見積書」で多めの借入はできない、ということです。
内装業者からの請求書が出たら、その金額を銀行が代わりに支払いをします。つまり、見積書だけ高めに作ってはいけない、ということです。
金融機関の申込み段階で、かなり正確な内装見積もり、請求書を作ることがポイントとなります。
この方は、ご自身で金融機関に相談に行った際に多めの見積を作成していましたので、この点をアドアイスさせていただきました。
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