創業融資500万円の融資決定が出ました。

今回は日本政策金融公庫で500万円の融資申請のサポートをさせて頂きました。融資決定までにかかった日数は、融資面談から7日でした。経営指導センターからの書類の到着が遅れたことで少し時間がかかってしまいました。

美容室を買い取っての美容室の開業

長年勤務している美容室をそのまま購入する形での美容室開業です。

このお店の店長をしており、スタッフも数人。

経営者はいますが、この店舗としては実質的に責任のある立場であった方です。

この場合の開業では、すでにお客様もいる状態で、スタッフもいる。売上も安定していますので、開業した後の経営の安定性は見込まれます。そういった意味では融資にはプラスの評価となります。

今回の融資で問題となったこと

今回のケースでは創業融資を1000万円借りること自体は、この方の美容師としてのキャリア、自己資金の準備状況からは問題はありませんでした。しかし、大きな金額が借りられない要因がありました。

それは、店舗譲渡の譲渡金の支払い方法です。

契約内容の概要は、店舗を1000万円で譲渡する(仮です)。譲渡金は10年に分けて支払うものとする、というもの。

店舗を買い取るために1000万円を支払うことは事実ですが、支払い方法が10年に分けて支払う。

実は、この場合は、1000万円の譲渡金のために1000万円のお金を借りることは出来ないのです。

設備資金としては1年分の120万円まで、として評価されてしまいます。

今回は、直近1年分の分割払いの譲渡金額と、その他の店舗改装費用と運転資金で融資申請を行いました。

店舗譲渡の注意点は、その契約書の中身です。

店舗譲渡で美容室開業を考えている方は、「お問い合わせ」からお声かけください。