美容室の創業融資1000万円の融資決定が出ました。

今回は東京都での美容室開業融資のサポートをさせていただきました。面談から5日での融資決定でした。

海外の美容室で働いていた美容師の方が、帰国したばかりで融資は受けられるのか?

日本の美容学校を卒業後、日本のサロンで経験を積んだ後に海外のサロンで美容師として活躍されていた方。海外でのサロン開業を考えていたようですが、やはり日本でのサロン開業を決意。日本に帰国したばかりの状況で融資が受けられるのか?の相談を頂きました。

海外での美容師としてのキャリアはどのように評価されるのか?

日本で働いていなかったから融資が受けられない、ということはありません。海外で美容師として活躍されていた事実は、美容師としてのキャリアとしてちゃんと評価されます。ただ、海外でどのように働いていたのかの証明を準備していく必要があります。

海外で働いていたということは、、

美容室の開業融資を受ける時に一般的に聞かれることとして、これまでの担当顧客数があります。これは、開業した後にどれくらいのお客様を引き継げるのか、開業後の売上の根拠として聞かれます。しかし、直前まで海外にいたということであれば、これまで担当していたお客様がいたとしても、これから開業するお店に来てくれることはまずありません。

融資を受けやすくするために準備したこと

美容師としてどんな経験を積んできたのか、自己資金をどうやって準備したのか、を分かりやすく説明できる資料を丁寧に準備しました。

美容師としてのキャリアの証明

日本のサロンで働いていると、ほとんどの場合は名前で検索するとWEB上で何かしらの情報が出てきます。海外のサロンとなるとネットで検索してもなかなか出てきません。そこで、働いていたサロンのWEBサイトを印刷して、自分がスタイリストとしてどのように紹介されているのかを印刷して準備しました。

自己資金の準備

この方の場合はお金の証明が最も難しかったです。しばらくの間、海外で働いていましたので、日本の口座がありません。海外で働いている間は、海外で銀行口座をもってその口座にお金を貯めてきていました。問題だったのは、日本に帰国すると決めた際に、海外の口座を解約してしまったことでした。解約したことで、これまでオンラインでしか銀行口座の確認をしておらず、解約したことでログインが出来なくなってしまいました。つまり、どのようにお金を準備してきたのかの証明が出来なくなってしまいました。この点は仕方がないので、実際に準備してきたお金と、海外のサロンで働いていた時の月給と必要な生活費を逆算で計算して、貯金してきた期間と金額を説明する資料を準備しました。

海外で活躍した美容師の方も、日本でもちゃんと独立開業ができる。

海外で働くチャレンジをした方が、日本の美容室開業で失敗するとは思えません。これだけの大きな決断をした方であれば、美容室の開業自体はそれほど難しくはないです。もちろん、開業することがゴールではなく、これからの生活を安定させながら、自分のやりたいお店を成長させていくことが大切です。海外で活躍されている美容師の方で、もし、日本での美容室開業を夢見ている方いましたら、是非、お声かけください。

美容室開業での不安、お困り事がありましたら、「お問い合わせ」からご連絡ください。