美容室の創業融資 1400万円の融資決定を頂きました。
今回は岡崎市での美容室の開業融資支援をサポートさせていただきました。融資決定までは日本政策金融公庫が面談から2週間ほど、民間銀行は1か月ほど時間を要しました。
親のサロンを引き継いでの美容室の開業 「事業承継引継ぎ補助金」の活用
ご両親が経営するサロンのお店を大幅改装して、その場所での美容室開業のご相談でした。今回の美容室の創業支援では「事業承継引継ぎ補助金」のご支援もさせていただきました。この補助金は美容室開業に必要な資金の内、最大600万円まで補助金を受け取ることが出来ます。
事業承継引継ぎ補助金とは
事業承継引継ぎ補助金は 、中小企業者及び個人事業主が事業承継、事業再編及び事業統合を契機として新たな取組を行う事業等について 、その経費の一部を補助することにより、事業承継、事業再編及び事業統合を促進し、我が国経済の活性化を図ることを目的とする補助金、と定義されています。
親の代のサロンを引き継ぐ場合でも、この補助金は使えるのか?
親が長年経営をしてきた美容室を、その背中を見てきた子供が、この事業を引き継ぎ、そして、自分のサロンとして親のサロンでは提供してこなかった新しい価値を提供する取り組みをする場合には、この補助金の対象となります。補助金と言えば、大きな企業しか使えないようなイメージがあるかもしれませんが、実は、要件に該当すれば個人事業主でも使うことが出来ます。でも、ほとんどの場合は、補助金の存在を知らないか、補助金の存在は知っていたとしても、自分の開業の場合で使えることが分かる方は非常に少ないのが現実です。
親のサロンの借入が残っていても、お店は引き継げるのか?
事業を継承する、引き継ぐことが前提であれば、自分がお店を開業し、親が事業を廃止することを条件に、親の借入を自分が引き継ぐことが出来ます。もちろん、事前に金融機関の確認が必要です。
親のサロンを引き継いて、自分のお店を開業するメリット
親もこれを機に引退をすることも出来ますし、今度は従業員(専従者)という立場で引き続き、これまでのお客様に来店して頂くこともできます。親のやりたいことと、お客様も引継ぎながら、自分の新たなお店としてスタートし、自分のお客様も獲得できる環境を作ることが出来ます。
親がサロン経営をしていたことで、自分も美容師を目指した、という方も少なくないと思います。親のサロンをそのまま引き継ぐとまでは行かなくても、そのお店の場所を大幅改装して、自分のお店とすることは良い選択肢かと思います。補助金が使えるかどうかは、その時の制度のタイミング次第ではありますが、使える制度があれば積極的に使いたいものです。
美容室の開業で不安なこと、気になることがあれば、お気軽に「お問い合わせ」からお声かけください。