美容室の創業融資1300万円の決定を頂きました。
今回は名古屋市での美容室開業支援のサポートをさせていただきました。日本政策金融公庫1000万円、民間銀行300万円の協調融資で、日本政策金融公庫は最初に申請から1か月、保証協会からは2か月ほど時間がかかってしまいました。
物件が借りられない?
融資を申し込むためには、どの場所でお店をオープンするのか、物件が決まっている必要があります。もちろん、まだ融資が受けられるかどうか分からない状態で物件の賃貸契約を結ぶことはしてはいけません。融資を受ける段階では、いわゆる「仮契約」の状態。私はこの物件を借りたいです。融資決定が出たら物件契約を結びますので、それまで他の人の申込みがあっても貸さないでください、という希望を受けて、大家さん、仲介会社がその物件を押さえてくれている状態です。
日本政策金融公庫の融資決定が出た後に、まさかの物件が借りられない事態に
日本政策金融公庫での融資面談の後、2日後に融資決定が出ました。ここまではとても順調で、民間銀行の協調融資の手続きをしている時に、不動産会社から連絡が入りました。
「大家さんの都合で、この物件が借りられないことになってしまいました」
物件は大家さんの立場が強く、まだ賃貸借契約を結ぶ前の状態であれば、借主側は何の権利もありません。大家さんが貸したくないと言えば、借りられない、ということになってしまいます。
少し怪しいとは思っていました。
この物件、実は美容室の内装業者さんから紹介してもらった物件だったそうです。内装工事業者さんで開業相談に行き、そこでこの物件を紹介してもらった。内装工事はこの業者さんが行う前提で。
しかし、内装業者さんとの打ち合わせを進めて行くうちに、徐々に予算が合わなくなり、この物件で出店したいものの、予算のあう他の内装業者さんに工事を依頼することにしたそうです。
ここからは邪推でしかありませんが、この物件で、かつ、自社の内装工事を依頼してくれる他の希望者が現れたか、自社の内装工事をする人にしか物件を貸す気がないか、のどちらかです。
この開業希望の方にも、事情はあるにせよ、少なからず問題はあったと思います。
ここから新たに物件探しがスタート
融資が受けられることは分かっていますので、後は、望ましい立地を探すこと。
良い立地というのは、本気で探している人のところに情報が集まります。普段、何気なく物件を探しているだけでは、物件情報は見つかりません。基本的にはネットに掲載されている情報がほとんどですが、これから掲載予定の物件、これから退去予定の物件というのは、まだネットには情報はありません。良い立地の物件情報は、ネットにでれば、1日で流れていきます。それくらい鮮度が高いです。そして、本気で探している人には、その情報が人づてで流れてきます。
トラブルから2週間で物件が決まり、再度、融資申請へ
大きなトラブルに直面しましたが、立地探しを一緒に進めさせていただきました。開業する準備は万全ですから、後は物件が見つかり、即決断するだけです。最初の立地よりも、明らかに良い立地と出会うことが出来ました。あの立地でなくて、良かった。そう思える物件です。
この後の融資申請もスムーズに進み、無事に開業のスタートに立つことが出来ました。
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