美容室の創業融資1000万円の決定を頂きました。
今回は名古屋市の美容室の創業融資1000万円のご支援をさせていただきました。この方は、創業融資を受ける前に「法人設立」をしてからご相談に来られました。「法人」の方か信頼があるからお金が借りやすくなる、というネットの情報を見て、自分でいろいろやってみようと動かれていました。
「法人」の方がお金が借りやすい、は本当か?
「法人」にした方が何かとメリットがある、そのような情報がネットには溢れています。でも、美容室k経営においては、「法人」でスタートするメリットは1ミリもありません。むしろ、デメリットしかありません。将来的に美容室経営を拡大することを目的とするなら、将来において法人化することは望ましい選択肢ではありますが、美容室開業の時点で法人にしてしまうと、これから選択できる有利な選択肢を放棄してしまうこととなります。
美容室の開業時では「個人事業」か「法人」かの信頼の違いはない
美容室の開業融資で重要なことは、個人事業か、法人かの区別ではなく、これまでの美容師としてのキャリアと自己資金で判断されます。どれだけ素晴らしい事業計画であろうが、法人という形を整えていたとしても、融資判断で有利に働くことはありません。
法人登記を取り下げて、個人事業からスタート
法人を作った目的が融資を受けやすくすることでしたので、その目的だけのための法人化は望ましくない、ということで法人登記の取消を行いました。法人設立、取消の手続きにもそれなりの費用が掛かってしまいましたが、将来的なメリットを考えれば良い選択肢だったと思います。改めて個人事業として融資申請し、創業融資を受けて個人事業として美容室経営をスタートさせました。
最初は自分でやってみるは、経営では悪手になる
経営で勝つためには、どれだけ有利な選択肢を1つでも多く持つかがとても重要になります。自分で頑張ってみた、努力してみて、は大切なことではありますが、頑張る前に、「正しい選択をする」ことが需要です、正しい選択をした後で、頑張りことが最も大切です。美容室開業では大きな借金を背負うことになります。とりあえず自分でやってみたけど、上手く行かなかったでは取り返しがつきません。まずは、「正しい選択」をする環境を作ることが美容室開業ではとても重要な考え方だと思います。
美容室の開業でお困りのことがあれば、いつでも「お問い合わせ」からお声かけください。