美容室3店舗目の出店資金1000万円の決定を頂きました。
2店舗目の出店から2年、まだ借入残高が多く残っている中での融資支援のサポートをさせていただきました。
出店すればするほど借入残高が多くなる
美容室の出店には大きな借入が必要になります。中嶋がご支援をさせていただく場合で創業時は1000万円、2店舗目出店は1500万円から2000万円が多いです。美容室の出店には多額の内装工事が必要になるため、どうしても大きな借入が必要です。そして、この借入は10年返済で返済期間をご提案することが多いため、短期間で出店をする場合は、借りた借入金の返済が進んでいないため、借入残高が多くなってしまう傾向になります。
借入残高が多いと、融資が受けにくくなるのか?
一般論ではありますが、年間売上が借入額の上限という考え方があります。これは1つの考え方ですが、年間2000万円の売上のあるサロンであれば、借入が2000万円以上残っていると借入が断られる指摘事項とされることがあります。ただ、借入残高が多いという理由だけで融資が受けられない、ということではなく、あくまでも断られやすくなる、ということであって、借入残高以上に、今のサロン経営の利益状況の方が判断基準として優先されます。
お金を借りる銀行はどのように選ぶべきか?
今回は2店舗目出店時に比較的大きな額の借入をした後、コロナ融資の借換で返済開始を遅らせたことで、借入残高がほとんど減っていない状況での融資となりました。これが融資を受けるタイミングとしては望ましくはありませんでした。今回は出店資金として自己資金と借入1000万円で3店舗目の出店を行いました。
最大いくらのお金を貸してくれるのか?
日本政策金融公庫では、今の状態ではいくらの資金調達が可能か、民間銀行では、今の状態ではいくらの資金調達が可能か、3店舗目の事業計画をもとに、それぞれの金融機関に打診を行いました。コロナ融資の借換による借入残高が多いことがネックとなり、1つの金融機関だけで1000万円の調達は難しいと判断されました。しかし、これまでの金融機関とのお付き合いもあり、それぞれの金融機関から一定額の融資枠をもらうことが出来ました。
創業したら、いくつかの銀行と付き合っておくことが大切
美容室を開業した後は、1つの金融機関だけでなく、いくつかの金融機関との信頼関係から融資をお願いすることも選択肢となります。個人的には1店舗につき、1つの金融機関という考え方でお付き合いする金融機関を持ち、金融機関の競争ではなく、それぞれの金融機関と丁寧に信頼関係を気付くことが経営の選択肢を増やすための大切な考え方となります。
将来的に2店舗目、3店舗目の出店を見据えて方は、是非、美容室の開業時から検討をスタートさせてください。その方がより確実に出店が可能となります。
美容室の開業でお困りの方は、是非、「お問い合わせ」からお声かけください。