名古屋市での美容室開業　2000万円融資決定を頂きました。

今回は名古屋市での美容室開業のご支援をさせていただき、民間銀行からの融資で2000万円の決定を頂きました。今回は日本政策金融公庫ではなく、2000万円全額を民間銀行から融資を受けることとなりました。

民間銀行の融資スピードを上げるコツは？

美容室の創業融資を民間銀行で借りようとする場合、基本的には「保証協会付きの融資」でお金を借りることになります。この保証協会というのは、銀行からすれば、もし、開業した方の経営が圧迫し、返済ができなくなった際に、本人に代わって返済を行う、という機関になります。創業融資というのは、銀行からすれば、回収可能性のリスクの高い融資となりますので、創業融資では、ほとんどの場合で「保証協会の保証」付きで融資を行うこととなります。

保証協会からの内諾とは？

銀行に融資を申し込むと、銀行は保証協会に対して「仮審査」を申込します。この「仮審査」の段階で融資が難しい場合は、融資が受けられないか、融資額の減額などの提案がされます。「仮審査」が通過したら「本申込」となるわけですが、この「本申込」というのは、どちらかと言えば、融資が通過する人が確実な方が融資を受けるための手続きのようなものです。つまり、「仮審査」を提出して、この人は融資OKですよ、という「内諾」が出たら、保証協会付きの融資は最終決定はまだですが、基本的には融資が受けられる、ということになります。

保証協会のOKと銀行のOKの両方が必要

民間銀行は、保証協会のOKが出たら、次は銀行としての審査を行います。銀行によっては、銀行としてOKを出せるものを保証協会に審査を出すこともあります。どちらにしても、銀行としての融資OKと、保証協会としての融資OKの両方が必要ということになります。

過去に一度だけ、保証協会のOKは出ているものの、銀行としてはNGを出した事例がありました。これについては別に機会でご紹介させていただきます。

保証協会からの「内諾」はどうしたら早く出せるのか？

結論を言えば、金融機関として、この融資案件は積極的にやりたい、という状況になっていると保証協会からの「内諾」は比較的早く取れます。保証協会は、融資を受ける本人以外の第三者の立ち合いは行わず、金融機関からの情報をもとに審査を行います。つまり、金融機関から、どのような情報を受け取ったのかが重要な判断基準となります。金融機関側から、この案件は事業性があり、返済も問題はなさそう、かつ、銀行としてもこの融資案件は積極的に行いたく、決定を急いでいる、という情報が保証協会になされ、保証協会の担当者の方が、これに応じてくれる場合は「内諾」が早く出る傾向にあります。要するに、どれだけ影響力のある人から連絡が入るか、ということです。

民間銀行の融資は、ケースによっては2か月程度の時間がかかることがあります。早くて1か月程度がこれまでの経験の平均です。もともと時間がかかるもの、と理解をしたうえで、民間銀行の融資を検討することが大切です。

美容室の開業でご不明な点、お困りのことがあれば、いつでもお声かけください。